正直、クラシックにあまり詳しい訳でもなく、ショパンに詳しい訳でもないのですが、世界一のピアニストがどんな演奏をするのか、ピアノ・リサイタルというものがどういうものであるのか、一度、見ておくのもいいかも知れないということで、Maurizio Pollini のピアノ・リサイタルに行って来ました。
会場は、赤坂にあるサントリーホール。
サントリーホール
途中、道に迷い「辿り着けないかも・・?」と焦ることはありましたが、無事にサントリーホールに着くことが出来ました。
一番心配だったのは、服装。みんなスーツやドレスを着てくるのかと思いきや、そんなこともなく私服の方もそこかしこに見かけることが出来たので、安心してリサイタルを楽しむことが出来ました。
開演時間は、19:00。開演時間が近づくと開演の放送が流れ、照明が落とされました。
そして、Pollini 氏、登場!!!
曲目は、以下の通り。
- ショパン:前奏曲 嬰ハ短調 op.45
- ショパン:バラード第2番 ヘ長調 op.38
- ショパン:ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 op.35
- ショパン:スケルツォ第1番 ロ短調 op.20
- ショパン:4つのマズルカ op.33
- ショパン:子守歌 op.57
- ショパン:ポロネーズ第6番 変イ長調 op.53 「英雄」
アンコール曲
- ショパン:練習曲ハ短調op.10-12「革命」
- ショパン:バラード1番ト短調op.23
- ショパン:練習曲嬰ハ短調op.10-4
- ショパン:前奏曲変二長調op.28-15「雨だれ」
- ショパン:スケルツオ第3番嬰ハ短調op.39
率直の感想としては、「Pollini すげーーーっっ!」でした。
「英雄」や「革命」はショパンの中でもとても有名な曲で、その有名な曲を生で聴く最初の機会が Pollini 氏の演奏であることにとても感動を覚えました。
アンコール曲の「練習曲嬰ハ短調op.10-4」は、「12の練習曲 作品10/作品25」で聴いたことがある曲であり、自分の好きな曲でもありました。そして、Pollini 氏がピアノを叩き終えた両手を白鳥の頭のようにして上に持ち上げ、自身の顔の目の前に持って来ました。そのポーズがとても恰好良かったです。
ショパン:12の練習曲 作品10/作品25
Pollini 氏がアンコール曲を演奏されている最中は、ずっと鳥肌が立ちっ放しでした。最後の方は、何故か泣きそうになっていました。
自分の思いをどう表現したらいいか分かりませんが、本当に素晴らしかったです。今後は、クラシックをもっと聴いて行きたいと思った瞬間でした。
そして、休憩時間中に「本日、CD を購入した人には Pollini 氏のサイン会がある」ということを聞いて購入した「ショパン・リサイタル」の CD を持って Pollini 氏からサインを頂戴しました。
ショパン・リサイタル
サイン会は、係員がサインをしてもらいたい商品を次々に受け取り、それを Pollini 氏に手渡す、Pollini 氏はひたすらサインを書く、サインが書かれた商品を別の係員がお客に渡す、という流れ作業でしたが、一瞬でも Pollini 氏の面前に立ち、Pollini 氏がサインを書いている姿を見ることができ、とても幸せでした。
Pollini 氏の演奏やサイン会のことを振り返り、頭がポーッとした状態で帰路につきました。
Pollini 氏のピアノ・リサイタルは、今回が最初で最後という訳ではなく、5月19日(火) のピアノ・リサイタルにも行く予定です。今からとても楽しみです。
私は、あまりクラシックに詳しくないので、今から色々な曲を聴いてよい曲に巡り合って行きたいです。
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