2009年5月24日日曜日

2009年5月19日(火) Maurizio Pollini ピアノ・リサイタル

レポートが大分遅くなりましたが、先日、5月19日(火)、Maurizio Pollini のピアノ・リサイタルに行って来ました。

会場は、前回と同じく、赤坂にあるサントリーホールです。

サントリーホール

4日前の5月15日(金)にも Pollini 氏のピアノ・リサイタルに行ったので、今回は迷うことなくサントリーホールに到着することが出来ました。

開演時間は、前回と同様 19:00 でした。

曲目は、以下の通り。


  • シューマン:ピアノ・ソナタ第3番 ヘ短調 op.14(管弦楽のない協奏曲)

  • シューマン:幻想曲 ハ長調 op.17

  • シェーンベルク:6つのピアノ小品 op.19

  • ウェーベルン:ピアノのための変奏曲 op.27

  • ドビュッシー:6つの練習曲(「練習曲集」第2集)



アンコール曲

  • ドビュッシー:前奏曲集第1巻から「沈める寺」

  • ドビュッシー:前奏曲集第1巻から「西風の見たもの」

  • リスト:超絶技巧練習曲第10番




正直、シェーンベルクとウェーベルンは、良さが分かりませんでした・・・。そもそも曲自体を理解できていないので、良いも悪いも判断しようがないんですけれども・・・。

楽しめたのは、「シューマン:幻想曲 ハ長調 op.17」と、アンコール曲の「リスト:超絶技巧練習曲第10番」かなぁ。「リスト:超絶技巧練習曲第10番」は、超高速で弾いていて、本当にすごかった。「この曲を聴けただけでも、今日のリサイタルに来た意味があった」と言っても過言じゃないと思った。

帰る時、先日と同様、ホール左脇の通路で並んでいる方々を発見。今日もサイン会を行うのかと思い様子を伺っていたが、一向に Pollini 氏は現れない。「出待ちをしているんだろうなぁ」と思い、自分も待っていたが、Pollini 氏が現れる様子は依然としてない。「しかし、2名の警備員が仁王立ちをしているので、何かしらイベントが起こるんだろう」と思い、様子を伺いつつ待っていたが、それでも Pollini 氏は現れなかった。そのうち、待っている方々がパラパラと帰り始め、自分も会社に戻る必要があったため、仕方無く、パラパラと帰る方々に混ざりつつ帰ることにした。

帰ろうとすると、ホールの表玄関でスプリンクラーの故障のための漏水があったようで、ホール脇の非常口(?)から出ることに。。。


そして、「最後、Pollini 氏と目が合ったかも知れない・・・。」というファンがよく抱く幻想を抱きつつ、会社へと戻ったのでした。


また、いつか、Pollini 氏のピアノ・リサイタルや協奏曲があるときは、行ってみたいです!!

2009年5月17日日曜日

2009年5月15日(金) Maurizio Pollini ピアノ・リサイタル

先日、5月15日(金)、Maurizio Pollini のピアノ・リサイタルに行って来ました。

正直、クラシックにあまり詳しい訳でもなく、ショパンに詳しい訳でもないのですが、世界一のピアニストがどんな演奏をするのか、ピアノ・リサイタルというものがどういうものであるのか、一度、見ておくのもいいかも知れないということで、Maurizio Pollini のピアノ・リサイタルに行って来ました。

会場は、赤坂にあるサントリーホール。

サントリーホール

途中、道に迷い「辿り着けないかも・・?」と焦ることはありましたが、無事にサントリーホールに着くことが出来ました。

一番心配だったのは、服装。みんなスーツやドレスを着てくるのかと思いきや、そんなこともなく私服の方もそこかしこに見かけることが出来たので、安心してリサイタルを楽しむことが出来ました。

開演時間は、19:00。開演時間が近づくと開演の放送が流れ、照明が落とされました。

そして、Pollini 氏、登場!!!

曲目は、以下の通り。


  • ショパン:前奏曲 嬰ハ短調 op.45

  • ショパン:バラード第2番 ヘ長調 op.38

  • ショパン:ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 op.35

  • ショパン:スケルツォ第1番 ロ短調 op.20

  • ショパン:4つのマズルカ op.33

  • ショパン:子守歌 op.57

  • ショパン:ポロネーズ第6番 変イ長調 op.53 「英雄」



アンコール曲

  • ショパン:練習曲ハ短調op.10-12「革命」

  • ショパン:バラード1番ト短調op.23

  • ショパン:練習曲嬰ハ短調op.10-4

  • ショパン:前奏曲変二長調op.28-15「雨だれ」

  • ショパン:スケルツオ第3番嬰ハ短調op.39




率直の感想としては、「Pollini すげーーーっっ!」でした。

「英雄」や「革命」はショパンの中でもとても有名な曲で、その有名な曲を生で聴く最初の機会が Pollini 氏の演奏であることにとても感動を覚えました。

アンコール曲の「練習曲嬰ハ短調op.10-4」は、「12の練習曲 作品10/作品25」で聴いたことがある曲であり、自分の好きな曲でもありました。そして、Pollini 氏がピアノを叩き終えた両手を白鳥の頭のようにして上に持ち上げ、自身の顔の目の前に持って来ました。そのポーズがとても恰好良かったです。

ショパン:12の練習曲 作品10/作品25


Pollini 氏がアンコール曲を演奏されている最中は、ずっと鳥肌が立ちっ放しでした。最後の方は、何故か泣きそうになっていました。

自分の思いをどう表現したらいいか分かりませんが、本当に素晴らしかったです。今後は、クラシックをもっと聴いて行きたいと思った瞬間でした。


そして、休憩時間中に「本日、CD を購入した人には Pollini 氏のサイン会がある」ということを聞いて購入した「ショパン・リサイタル」の CD を持って Pollini 氏からサインを頂戴しました。

ショパン・リサイタル


サイン会は、係員がサインをしてもらいたい商品を次々に受け取り、それを Pollini 氏に手渡す、Pollini 氏はひたすらサインを書く、サインが書かれた商品を別の係員がお客に渡す、という流れ作業でしたが、一瞬でも Pollini 氏の面前に立ち、Pollini 氏がサインを書いている姿を見ることができ、とても幸せでした。

Pollini 氏の演奏やサイン会のことを振り返り、頭がポーッとした状態で帰路につきました。



Pollini 氏のピアノ・リサイタルは、今回が最初で最後という訳ではなく、5月19日(火) のピアノ・リサイタルにも行く予定です。今からとても楽しみです。

私は、あまりクラシックに詳しくないので、今から色々な曲を聴いてよい曲に巡り合って行きたいです。